「障がい者」と「企業」の相互理解を深める 宇都宮市で就職ガイダンス

 障がいのある人たちの就職を後押ししようと、宇都宮市では24日、地元の企業による説明会が行われました。

 宇都宮市がハローワークなどと共同で開いた「障がい者就職ガイダンス」には、市内外から障がいのある人約100人が参加しました。

 市内に本社や事業所を置く民間企業10社が参加し、それぞれのブースで会社の概要や業務の内容などについて参加者に説明しました。

 一方、参加者たちは、自身の障がいと業務内容の兼ね合いや勤務時間などを聞いてお互いの理解を深めていました。

 就職を希望する人は今後、ハローワークで行われる企業の面接会などに応募して就職活動を進めていくということです。

 栃木労働局によりますと、県内の民間企業で働く障がい者の割合となる障害者雇用率は、2023年6月1日の時点で2.39%となり、過去最高を更新しました。(※法定雇用率は2.3%)

 一方、都道府県別の順位では、前の年(2023年)の20位から29位に下がっていることから、栃木労働局は、企業への助成金など支援を強化していくとしています。

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