岩手県交通(盛岡市、本田一彦社長)は4月1日のダイヤ改正で、路線バスの運行数を県内全域で平日は現行より11.9%(294便)減らす。記録が残る2012年以降で最大規模の減便で、盛岡地区の平日は現行比13.5%(238便)減となり、利用の少ない日中の便を中心に運行を見直す。慢性的な運転手不足に加え、残業規制が強化される「24年問題」への対応が要因で、県民生活への影響が注視される。
対象は盛岡、県南、沿岸の各地区。最も影響が大きいのが盛岡地区で、平日1760便の運行から4月以降は238便が減便となる。滝沢営業所と盛岡市立病院をつなぐ青山町線、滝沢駅前と県立大を結ぶ滝沢駅県立大学線など15系統以上が廃止となる。
各路線の詳細は同社ホームページで確認できる。