コパ・デル・レイ8強で涙のチャビ監督「これからはリーガとCLを考えるとき」

バルセロナがコパ・デル・レイ8強で姿を消した。

24日の準々決勝でアスレティック・ビルバオと対戦のバルセロナは開始1分の失点から前半のうちに追いついたが、後半早々に同点ゴールを浴びると、延長戦にもイニャキ&ニコのウィリアムズ兄弟に2ゴールを許して万事休す。先のスーペル・コパに続く2つ目のタイトル逸となってしまった。

この結果により、さらに風当たりが強まりそうなチャビ・エルナンデス監督だが、スペイン『マルカ』によると、こう試合を振り返ったようだ。

「素晴らしいチームを相手によく戦った。ホームではとても強いチームだ。対戦が決まったとき、残念だと思った。彼らは激しく、攻撃的。難しい試合だったが、これからはラ・リーガとチャンピオンズリーグ(CL)のことを考えるとき。我々は誇りをもてるし、最後まで頑張った」

また、「残念な気持ちだし、期待されたタイトルを失った。シナリオは複雑なものだったし、延長戦で敗れてしまった。アスレティックは勝ち上がって然るべきだったが、誇りに思う気持ちもある。若い選手はよくやってくれた。残念だがね」と肩を落としつつ、前向きな言葉を紡いだ。

こうなると、残り2つのコンペティションではよりタイトルが求められるが、指揮官も「ビッグチームの監督は誰もがタイトルに左右される。だが、今日は誇りに思う。多くの若手とともに戦い抜いたのだから」とも話している。

「チャンスを逸したのは残念だが、ラミン(・ヤマル)を責められない。彼もチャンスを作った。選手は限られ、若い。選手たちは成長過程だ。私の有無に関わらず、何かしら重要なことの始まりだと思う」

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