伊香保、草津へ一直線…埼玉と群馬の温泉地結ぶ高速バス「ゆめぐり埼玉号」 1日1往復、埼玉の3駅発着

熊谷駅南口を出発する高速バス「ゆめぐり埼玉号」=20日午前、埼玉県熊谷市桜木町

 秩父鉄道グループの秩父鉄道観光バス(埼玉県熊谷市)はジェイアールバス関東(東京都江東区)と戦略的な提携関係となるアライアンス契約を結び、20日から加須市、行田市、熊谷市の県北部地区と、群馬県の伊香保温泉や草津温泉を結ぶ高速バス「ゆめぐり埼玉号」の運行を開始した。

 1日1往復で下りは加須駅北口、行田市駅南口、熊谷駅南口を出発し、伊香保温泉を経て草津温泉バスターミナルに到着する。上りは逆のルート。運賃は片道で3駅から伊香保温泉までが大人1800円、子ども900円、草津温泉までが大人2800円、子ども1400円。

 初日の下りは計23人が乗車。各駅で出発式も行われた。熊谷駅南口の出発式では、来賓の小林哲也熊谷市長が「伊香保や草津をより身近に感じてほしい」と語り、JR熊谷駅の八ツ田彰駅長や秩父鉄道の牧野英伸社長とテープカットを行った。

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