長い人気が続くモバイルゲームは安定的にIPコラボを実施―日本の2023年モバイルゲーム市場におけるIPコラボに関するレポートが公開

IPコラボは、すでにモバイルゲーム市場で最も人気のマーケティング方法の一つになっており、「モンスターストライク」「パズル&ドラゴンズ」「にゃんこ大戦争」などのリリースから10年を超える人気モバイルゲームのIPコラボが今なお盛んに実施されている。

モバイルゲームは、アニメ・マンガ、そのほかのゲーム、アニメキャラクターなどの人気IPとコラボすることによって、双方の資源の融合、新規ユーザーの開拓ならびに収益、ダウンロード数、ユーザーアクティビティおよび長期的影響力の増大を実現。

今回公開されたレポートでは、2023年の日本のモバイルゲーム市場におけるIPコラボの状況、IPコラボに長期的・安定的に関与している代表的モバイルゲーム、コラボを行うIPの主な業種や代表的IP、IPコラボ時のモバイルゲームの収益・ダウンロード数およびユーザーアクティビティに対する貢献が分析されている。

同時に、ケーススタディを通じて、日本および海外の代表的モバイルゲームの日本市場におけるIPコラボの成功例も紹介されている。

以下、発表情報をそのまま掲載しています

■日本で長い人気が続くモバイルゲームは安定的にIPコラボを実施

IPコラボは、日本の人気モバイルゲームが長期間にわたって市場をリードし続ける秘訣の一つであり、「モンスターストライク」「パズル&ドラゴンズ」「LINE:ディズニー ツムツム」「にゃんこ大戦争」など多数のモバイルゲームが2023年においてもIPコラボを頻繁に実施しています。中でも「モンスターストライク」は、IPコラボの回数が25回を超えており、世界累計収益が108億ドルに達しています。

■アニメ・マンガIPが日本におけるモバイルゲームの主なコラボ相手

日本では非常に大きなアニメ・マンガコミュニティが形成されており、アニメ・マンガIPが日本におけるモバイルゲームの主なコラボ先であり、中でも人気アニメ・マンガIPである「チェンソーマン」「東京リベンジャーズ」「進撃の巨人」「新世紀エヴァンゲリオン」などが恒常的にモバイルゲームコラボに関与し、顕著な効果を上げています。

■IPコラボでユーザーアクティビティが増加

PONOSが配信するモバイルリアルタイムストラテジーゲーム「にゃんこ大戦争」は、2012年11月のリリース以降、IPコラボイベントを実施し続けており、「にゃんこ大戦争」の日本における月間アクティブユーザー数(MAU)およびそのランキングが上昇し続けています。2022年第4四半期の当該ゲームの日本におけるアクティブユーザーの規模は480万に達し、「LINE:ディズニー ツムツム」および「モンスターストライク」に続いています。

■IPコラボはモバイルゲームの周年記念を盛り上げ、新規ユーザーを獲得してダウンロード数を増加

「モンスターストライク」は、2014年から毎月IPコラボを実施しており、月平均のコラボ回数は2回を超え、周年記念当月にはその回数をさらに増加させています。IPコラボは周年記念を盛り上げ、「モンスターストライク」の新たなユーザー層の取り込み、ダウンロード数の再ピーク作りを後押ししています。

■IPコラボはゲーム内課金収益向上に貢献

IPコラボは、日本のモバイルゲームにとって効果が顕著であるだけでなく、日本市場に参入している海外のモバイルゲームにとっても、ゲーム内課金収益の増加に貢献しています。「荒野行動」は、日本市場参入当初から定期的にIPコラボを実施しており、2023年のコラボ回数は15回を超え、直近では、「オーバーロード」「ペルソナ5 ザ・ロイヤル」「新世紀エヴァンゲリオン」「東京リベンジャーズ」などとIPコラボを実施し、単日収益のピークを作り出しています。

詳細情報
https://sensortower.com/ja/blog/state-of-mobile-game-ip-collaboration-in-japan-2023-report-JP
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