えひめ移住フェアの現地レポートをお届け!

こんにちは!えひめダイアリー編集部のたいきです。
皆さんはリアル開催の移住フェアに参加したことはありますか?

コロナ禍を境に一時はすっかりオンラインに移行していた愛媛県の移住フェアでしたが、緩和するにつれ、徐々にリアルにも賑わいが戻り始め、2023年ラストを飾ったフェアではついに200名を超える来場者数を記録しました。

「気になっていたけど行けなかった!」という方や「全く知らなかった!けどちょっと興味ある」という方、「移住フェアってそもそもどんなところ?」と気になっている方向けに、節目となった先月の移住フェアを現地レポート形式でお届けしたいと思います!

「えひめまるごと移住フェスin東京」

2023年12月17日。愛媛県内全ての市町が一堂に会する移住フェア「えひめまるごと移住フェスin東京」が、「東京交通会館」(千代田区有楽町)で開催されました。

県内20市町がそろっているので、愛媛県から先はまだ絞り込めていない人や、まずは大まかな地域柄をつかみたいという方にとって丁度よい機会になります。

また、自治体ブース以外にも、
・農業、林業、漁業といった県内の一次産業を案内するブース
・エンジニアや研究開発など、専門性の高い人材に特化したマッチング相談ブース
・起業、創業を検討している人に特化したブース
など、「どこに移住するか」より「どうやって移住するか」や「仕事先行で移住地を決めたい」と考える方向けの相談ブースも複数用意されています。

と、全体像の説明はここまでにして、この日特に来場者の興味を刺激した赤裸々過ぎる「移住者講演」の内容を紹介したいと思います。(登壇者の方からお借りした実際のスライド画像も交えつつお届けします!)

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鉄は熱いうちに打て!「いつか」を「今」に変えた三重苦

お話をしてくれたのは、今治市出身で東京からUターン移住をかなえた“こばやし ゆき”さん。
マイク前に立ったおっとりとした印象とは対照的に、話し始めた途端すぐに醸し出された「バリバリ出来る人感」とテンポ。

良い展開に会場はあっという間に引き込まれていきました。
それも納得、こばやしさんの東京でのお仕事は広告代理店とのこと。

ただ働き盛りの時にはフィットしていた都会の環境も、出産・子育てとライフステージが進むにつれ不具合が増え始め、そこにコロナ禍が重なり一時は精神的にもかなり追い込まれたそう。

家賃の割に手狭な子育て環境は夫のテレワーク化で更に圧迫、頼みの保育園は休園、助けてくれる人も身近に無し、というどとうの三重苦から遂に一念発起。「いつか」はと考えていた田舎暮らしを「いま」することに決めて一気に動き出し、現在はミカン畑に囲まれた古民家で家族4人ゆったり暮らしています。

移住前の心境や、リアルなうよ曲折、気になるけど聞きにくいお財布事情など、「それで?それで?」の連続だった中からここでは「理想の古民家取得とその費用」に絞ってぎゅっとまとめてみます。

熱くなっても打つな!急がば回れ!な古民家発掘

夢の田舎暮らしを古民家とセットで思い描く人は多いのではないでしょうか?
こばやしさんもその一人でした。ただし、そこには実際に踏み込んでみないと見えてこない「リアルな空き家事情」が山ほどあるようです。

ここで個人的にポイントに感じたのは、こばやしさんが取った選択が「2段階移住」だったこと。

遠方(東京)からの限られた情報と時間の中で空き家を取得・移住するのではなく、「仮の住まい」を確保してひとまず現地入りし、そこから時間をかけて理想の物件を吟味する、という形です。

この方法のメリットをこばやしさんは以下の様に教えてくれました。

・現地でしか拾えない情報を腰を据えて収集できる。
➡田舎はネットに載っていない空き家の方が過半数!

・現場ならではの情報を気軽に取得できる。
➡陽当たりや湿気の具合、傷みの程度などは写真では分からない!

・地元の不動産屋と関係性を築くことができる。
➡現場で見ても素人では分からないことが山ほどある。プロのパートナーがいればより安全で理想に近い物件に出会える可能性が上がる!

生の声でこれを詳しく聞くと、遠方から決め打ちで空き家を取得することは「ほぼ目隠し状態で大きな買い物をしている」のと変わらない気がしてきました。実際、こばやしさん自身もプロの方達といくつも物件を回る中で「理想のイメージ・条件」が固まり出したそうです。

そんなこんなで遂にたどり着いた物件に、こばやしさんご夫婦がかけた費用がこちら!

いかがでしょう?リアルですね。
この内訳の背景には、転職の伴う移住でローンが組みにくかったり、空き家だと住宅ローン控除の対象外になったり、補助金の倍率が予想外に高かったりと、更に赤裸々でリアルな事情もお話されていました。

大変なうよ曲折があったこばやしさん一家ですが、新生活が始まってからは「近所で掘られたお芋を取りに行く仕事」など子どもの出番が増え、その中で子どものことを名前で呼んでくれる大人も自然と増えたといいます。旦那さんも「暮らしと遊びと仕事がつながって、ワクワクの毎日」と語っているそう。

個人的には、ここに取り上げた内容はもちろんですが、それ以上に現場にいるから感じられる熱量や想いの方にたくさんの刺激を受けました。講演終了後には、同じように刺激をもらった参加者さんからピンポイントな質問も挙がり、移住を巡るトークは更に展開していきました。

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講演会場の熱気を嗅ぎつけ挙手するみきゃん

愛媛県への移住に少しでも興味があるという方は、是非、今年も開催される各移住フェアに足を運んで現場の空気を感じてもらえたらと思います✨まずは2024年1月27日(土)大阪での開催が決定していますので関西圏の方、ご来場お待ちしています。それでは!

フェア詳細➡https://e-iju.net/event/1-27-ijyufes-3/

「えひめダイアリー」では、移住者たちの日常、イベント情報、SNS映えするスポットなど、さまざまな視点で愛媛の魅力を発信しています。今回ご紹介したような、編集部メンバーのリアルなえひめライフ投稿もご覧いただけます✨皆さんの参加を心よりお待ちしています。えひめダイアリー編集部一同

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