能登半島地震 集団避難の中学生支援へ広島県教委が職員派遣 「私たちも西日本豪雨で助けてもらった」

能登半島地震で集団避難している中学生をサポートするため、広島県教育委員会が職員を派遣することになり、25日、出発式が行われました。

文部科学省からの要請を受けて、石川県に派遣されるのは、広島県教育委員会の職員3人です。職員は、石川県白山市にある「県立白山青年の家」で支援にあたります。

能登半島地震では、大きな被害を受けた地域の中学生が、石川県内にある別の市に集団で避難しています。「白山青年の家」には、輪島市の中学生120人が避難しています。支援職員は施設で生活する中学生の夜間の生活指導などを担当するということです。

広島県教育委員会 平田篤 室長
「生徒のみなさんそれぞれ被災状況が違うと思います。共感し、傾聴していくことで、心に寄り添ってサポートしていきたいと思います」

広島県教育委員会 平川理恵 教育長
「私たちも西日本豪雨のときにいろいろ助けていただいた経験もありますので、(支援)させていただきたいという風にお伝えしました。困ったときはお互いさまということで、本当にがんばってきてほしいと思っております」

広島県教委は、26日から3月2日まで、3人ずつ=のべ27人の派遣を予定しています。

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