東日本~沖縄 2月上旬にかけて気温高く 日本海側の降雪量少ない 気象庁1か月予報

 気象庁は25日(木)、向こう1か月(1/27~2/26)の天候の見通しを発表した。寒気の影響を受けにくいため、向こう1か月の気温は全国的に高い見込み。特に、東・西日本と沖縄・奄美は、2月上旬にかけて、気温がかなり高くなりそうだ。また、向こう1か月の降雪量は、北・東・西日本の日本海側で少ない見通し。

 低気圧や前線の影響を受けやすいため、向こう1か月の降水量は西日本で平年並みか多い見込み。東・西日本の太平洋側は、平年に比べ晴れの日が少なくなりそうだ。一方、沖縄・奄美は平年に比べて曇りや雨の日が少なく、日照時間は平年並みか多い見通し。

■高温に関する早期天候情報

 九州~沖縄の気温は、向こう4日間程度は平年並みか低いが、その後は暖気に覆われやすいため高くなりそうだ。四国、中国~東北は向こう2週間、寒気の影響を受けにくく、気温が平年並みか高くなりそうだ。特に、1月31日(水)ごろからの5日間ほどは、東海~沖縄にかけて、2月1日(木)ごろからの5日間ほどは関東甲信で、3日(土)ごろからの5日間ほどは北陸や東北で、気温がかなり高くなる可能性がある。このため気象庁は「高温に関する早期天候情報」を発表し、農作物の管理に注意すると共に、積雪の多い地域ではなだれにも注意するよう呼びかけている。

■早期天候情報とは
 原則として毎週月曜日と木曜日に、情報発表日の6日後から14日後までを対象として、5日間平均気温が「かなり高い」もしくは「かなり低い」となる確率が30%以上、または5日間降雪量が「かなり多い」となる確率が30%以上と見込まれる場合に発表される。

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