チルウェルがEFLカップ制覇へ意欲「もう今のチェルシーはタイトル獲得経験のある選手がほとんどいない」

今やチェルシーのリーダー格・チルウェル[写真:Getty Images]

チェルシーのイングランド代表DFベン・チルウェルが、久々のタイトル獲得へ意気込んだ。イギリス『ミラー』が伝えている。

チェルシーは23日、EFLカップ準決勝2ndレグでミドルズブラに6-1と圧勝。敵地での1stレグを落としていたが、結果的にはマイケル・キャリック監督率いる2部クラブを寄せ付けない形で、決勝戦進出を手繰り寄せた。

この一戦で腕章を巻いて先発したチルウェル。今季開幕当初もゲーム主将を任される試合が多かった27歳は、ハムストリング負傷で昨年10月から年内全休。年が明けてようやく復帰し、この一戦が昨年9月以来の先発出場だった。

自身は2020-21シーズンのチェルシー加入後、1年目にしてチャンピオンズリーグ(CL)制覇を経験し、続いてUEFAスーパーカップも栄冠。ただ、これ以降チェルシーは主要タイトルを獲得していない。

来たるEFLカップ決勝の相手はリバプール…チルウェルはミドルズブラ戦後、「さっきチアゴ(・シウバ)とシャワールームで話したんだ。僕たちは3度ウェンブリー・スタジアムに行き、そして3度とも敗れていることをね」と語る。

チルウェルとチアゴ・シウバはともに2020年夏加入。チェルシーは20-21シーズンのFAカップ決勝でレスター・シティ、21-22シーズンはFAカップ決勝とEFLカップ決勝でリバプールに敗戦…そう、ウェンブリー3連敗中なのだ。

「だからというわけじゃないけど、なんとしてでも今度こそは勝ちたい。チームとしてファイナルを存分に楽しみ、トロフィーの喜びに浸かることも大事だと思う。何より、もう今のチェルシーはタイトル獲得経験のある選手がほとんどいない。このクラブが常にタイトルを求めるクラブなら、いち早く全員がそれを経験しておいた方がいい」

チェルシーの一員として4度目の挑戦でウェンブリー初攻略を目指すチルウェル、そして重鎮チアゴ・シウバ。EFLカップ決勝・リバプール戦は2月25日に予定されている。

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