ジェイク・ギレンホール ガイ・リッチー監督との撮影秘話語る 「コヴェナント/約束の救出」で米軍曹長役

2024年2月23日より劇場公開される、「シャーロック・ホームズ」シリーズや「オペレーション・フォーチュン」のガイ・リッチー監督最新作「コヴェナント/約束の救出」から、主演を務めたジェイク・ギレンホールのインタビュー映像が公開された。

タリバンの武器や爆弾の隠し場所を探す部隊を率いる米軍のジョン・キンリー曹長を演じたギレンホールは、本作について 「ガイ・リッチー監督にとって、制作初期の段階で“2人の人間が正しいことをする”というこの映画の核を発見したことが重要だったのではないかと思います」と分析。また、「最初にガイ・リッチー監督が言ったのは、楽しい雰囲気の中で映画をつくりたいということでした。僕自身も、創造性は緊張や堅苦しさではなく、面白さや楽しみから生まれると思っています」と、リッチー監督との撮影秘話を明かしている。

演じた主人公の役柄について聞かれると、「ジョン・キンリーはいい人間です」と語り、「僕はここ数年そういう役柄を演じることが多くなっているように思います」と自らのフィルモグラフィーを振り返った。自身が演じたキンリー曹長と、その相棒であるアフガン人通訳アーメッドの関係性が本作の魅力だと語るギレンホールは、「2人の複雑な関係は、とても少ない言葉で成立しています。そこが演者として面白いと思いました」「言葉以外の交流によって成り立っている物語といえば、西部劇を思い出します。西部劇では同じ空間に座り、時には馬に乗ったりして言葉がなくても分かり合える関係が描かれますよね」と、本作を西部劇になぞらえて説明している。

最後に、「この作品はアクションでもありアドベンチャー映画でもあります。こういうジャンル映画に共通するのは、人の絆や感動が物語の核となっている点ですよね。ハラハラする内容を期待しつつ、最後には感動する自分がいます。感動的な映画は多くありますが、本作もそのうちの1つです。自分に何ができるかを考えるきっかけになります。そして何より面白い!」と熱いメッセージを寄せている。

「コヴェナント/約束の救出」は、今なお続くアフガニスタン問題とアフガン人通訳についてのドキュメンタリーから着想を得て作られた作品。ガイ・リッチーが、リアルで緊迫感に満ちた社会派ヒューマンドラマに初めて挑んだ。主人公のジョン・キンリーを演じるのは、「ブロークバック・マウンテン」「ナイトクローラー」などのジェイク・ギレンホール。本作で初めてガイ・リッチーとタッグを組んだ。ダール・サリム、アントニー・スター、ジョニー・リー・ミラー、エミリー・ビーチャム、アレクサンダー・ルドウィグらが顔をそろえている。

物語の舞台は2018年のアフガニスタン。米軍曹長のジョン・キンリーは、アフガン人通訳のアーメッドを雇う。彼の部隊はタリバンの武器庫を突き止めるが、大量の兵を送り込まれ、キンリーとアーメッド以外は全員殺される。キンリーも銃弾を受けて瀕死の状態となるが、アーメッドによって救出され、タリバン占領下の土地から妻子の元へと無事に帰還する。だが、自分を助けたことにより、アーメッドがタリバンに追われる身となったことを知ったキンリーは、彼と家族を助け出すために、再びアフガニスタンへ戻る。

【作品情報】
コヴェナント/約束の救出
2024年2月23日(金・祝)TOHOシネマズ 日比谷ほかにて全国ロードショー
配給:キノフィルムズ
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