23年関空旅客、前年の2.9倍 新型コロナ禍から大幅回復

昨年のゴールデンウイークに、混み合う関西空港の国際線出発ロビー=2023年4月

 関西エアポートが25日発表した2023年の関西空港の運営概況(速報値)によると、国際線と国内線を合わせた総旅客数は前年比2.9倍の2334万人となった。23年4月に新型コロナウイルスの水際対策が終了してインバウンド(訪日客)需要が高まり、国際線を中心に大幅に回復した。

 国際線は7.0倍の1641万人と急速に戻った。国内線も24%増の693万人と堅調だった。旅行需要は好調だが、コロナ禍でオンライン会議が普及した影響などでビジネス客の戻りは鈍かった。

 大阪(伊丹)空港の23年の旅客数は28%増の1475万人、神戸空港は27%増で過去最高となる343万人だった。

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