「水ダウ」看板メニューを“ドボン飯”呼ばわり、料理食べずに退散…飲食店訪問企画が“失礼すぎる”と波紋

1月24日に放送された、人気バラエティ番組『水曜日のダウンタウン』(TBS系)。ダウンタウン・松本人志(60)の活動休止前最後の出演回となったが、企画内容が物議を醸すことにーー。

この日の番組では、マヂカルラブリーがプレゼンターを務める「テレビのロケが一度も来たことのない店 東京23区内にも探せばそこそこある説」という企画を放映した。

この説は、オードリーの春日俊彰(44)と鬼越トマホークの金ちゃん(38)チーム、トムブラウン、きしたかのの3組に分かれ、抽選で決めた東京都の区のなかでTVの取材を受けたことがない飲食店を4連続で当てるまで帰れないというもの。

本企画では、「テレビ取材を受けたことがない」店を選ぶため、参加芸人たちはお店に対して失礼な言葉を連発することも。たとえば新宿区を拠点にしていたトムブラウンは、とある蕎麦店の店構えを見て「これ結構、すごくきれいだよ」「あー、やめとくか。じゃあ」と話したいっぽうで、別のうどん店を見た際に、みちお(39)は「そんなにきれいじゃない感じだよね」と笑いながらコメント。さらに「この特徴がない感じと、茶色くてすすけてる感じが、まぁテレビの取材が入ってるとは思えない」と述べ、布川ひろき(39)は「なんてこと言うんだよ」と突っ込んでいた。

また大田区のお店を探していた春日は中華料理店を見つけると、店の前で「ここ絶対、ロケ来られたことないでしょ」「シンプルに言うと、あの、テレビ向きじゃないっていうね」と発言。スタジオからは「いやいや」とツッコミも入った。

そして作業中の店主に声をかけ、「TVの取材が来たことはありますか?」と尋ねると、「ないんじゃないかな」との返答が。すると、2人で「ありがとうございます!」と言ってそのまま退店し、店の前で「よし!」と大声で何度も叫んでいた。

■「ドボン飯、っていうキーワードどーなのよ」「失礼な番組」と波紋

春日と金ちゃん、トムブラウンは開始10~11時間で企画をクリアしたものの、荒川区を探索していたきしたかのは終われずにいた。

今回のロケでは、選んだ飲食店がTV取材を受けたことがある場合、「失礼な見立てをした」という理由で、そのお店の看板メニューを食べなくてはならないというペナルティが課せられていた。見立ての失敗が続いたきしたかのが、それぞれの店の看板メニューを食べる映像が流れた際には「当然ドボン飯も、4連続で食べるハメになってしまい」とのナレーションが。

一方で、テレビ取材を受けたことがない店の料理を「食べない」ことにも波紋が広がった。”取材を受けたことがない”としたうえで、看板メニューなど店の紹介もせず、そそくさと退散したためだ。

放送後には、このような内容が“飲食店に対して失礼すぎる”と波紋を呼ぶことに。Xでは企画内容に疑問を呈する声がこう上がっている。

《水ダウの企画、ありえない。実家が飲食店ですが、こんな失礼なロケ来たら断るし、塩撒く》
《飲食店にテレビのロケ来たことあるか聞いて、なかったら大喜びして何も食わずに帰ってあったらがっかりしながら飯を食うとても失礼な番組が水ダウ》
《ドボン飯、っていうキーワードどーなのよ。各方面に失礼だし、食事のありがたさをなんだと思ってんだろ》

© 株式会社光文社