2023年1年間の千葉県内の企業倒産件数は278件で、2022年よりも約29%増加しました。
民間の信用調査会社、東京商工リサーチ千葉支店によりますと、2023年1月から12月の県内の企業倒産件数は278件でした。
2022年よりも約29%増加していて、過去10年間で2番目に多い件数となりました。
負債総額は2022年の2倍以上となる624億円余りで、過去10年で最大額となりました。
コロナ禍での支援策が終了し、いわゆる「ゼロ・ゼロ融資」の返済が始まる中、物価高や人手不足が負担となりました。
産業別では、「サービス業他」が82件で最も多く、「建設業」、「卸売業」と続きました。
東京商工リサーチ千葉支店は、「ウクライナ情勢や中東情勢の悪化など先行き不透明感は強まっていて、いまの水準を上回る企業倒産が続く可能性もある」としています。