兵庫県は25日、県内198の定点医療機関が15～21日の1週間に報告した新型コロナウイルスの感染者は1821人で、1医療機関当たり平均9.20人だったと発表した。前週比1.4倍で、9週連続で増えた。インフルエンザ感染者は1機関当たり19.48人で、前週比1.7倍となった。増加は2週連続。
新型コロナの政令・中核市の定点当たりは、神戸市＝6.67人▽姫路市＝12.84人▽尼崎市＝4.67人▽西宮市＝3.43人▽明石市＝8.64人－だった。
県内では定点当たりで昨年11月に1人台まで下がった後に増え、同9月中旬以来の10人台に近づいている。今月24日午前0時時点の入院患者は前週比89人減の597人、うち重症者は3人増の16人だった。
インフルエンザ感染者は、年始に休診の影響で一時減ったが、再び年末並みに戻った。授業が再開した県内学校園の学級閉鎖などは268件となった。（井川朋宏）
