【プロ野球新球団】「くふうハヤテベンチャーズ静岡」キャンプイン!観客席開放でファンも見守る(静岡市)

プロ野球ファームリーグに参入する静岡市の「くふうハヤテベンチャーズ静岡」がキャンプイン!25日から観客席も開放され、100人近い野球ファンも集まりました。

25日から愛称が「ちゅ~るスタジアム清水」となった、清水庵原球場には朝から続々と選手たちが…

(永見 佳織 アナウンサー)

「くふうはやてペンチャーズ静岡、きょうキャンプイン。朝早くからファンの皆さんが集まっています。女性が多いですね」

球場には新チームの船出を一目見ようと、県外からもファンが集まりました。

元横浜DeNAの田中健二朗選手の大ファンだという女性は、練習開始の1時間前には球場に着いたといいます。

(田中 健二朗 選手のファン)

「神奈川から来ました。(起きたのは)朝4時半くらい」

Q:どうして初日に?

「ずっと応援しているので、キャンプインは来ないとと思って、有給を使った」

Q:田中選手が静岡でプレーするのは?

「よかったと思います。野球を続けてくれただけでも本当にうれしくて。野球をしている姿がかっこいいので、本当にありがたいです」

ファンの視線を集めるなか、真新しいユニフォームに袖を通した選手たち。赤堀監督が選手たちを鼓舞しました。

(赤堀 元之 監督)

「いよいよ新チームでキャンプが始まります。皆さんは挑戦者です。最後にはNPBを目指していく挑戦者なので、みんな頑張ってほしい。挑戦者なので勝たないといけない。ネバーギブアップ、頑張りましょう!」

(永見 佳織 アナウンサー)

「キャンプ初日の練習が始まりました。きのうまでの“ちゅ~るスタジアム”とは風景が違います。何が違うかというと、スタンドです。静岡の皆さん、野球ファンの皆さん、そしてお目当ての選手がいる皆さんがスタンドに入っている光景は、これまでになかった景色です」

25日から観客席が開放され、約100人の野球ファンが練習を見守りました。中には横断幕を作った人も…

(ファン)

Q:横断幕を作ったんですか?

「はい、作ってしまいました」

Q:製作期間は?

「名前が発表されてからなので、ちょうど1週間。特急便で作った」

Q:どんな思いで?

「0からのスタートということで、とにかく頑張ってほしい、静岡を盛り上げてほしいというみんなの思い」

SNSでは、すでに100人を超える“応援団”が集まっているといいます。

(ファン)

「最初にできるかもとなった時に、応援するしかないと思って、本当に野球が好きで、とにかくできたら足を運ぼうと」

初日の25日は、キャッチボールやシートノック、打撃練習などで汗を流した選手たち。午前の練習を終え、静岡高校出身の赤堀監督は、地元の野球ファンの思いに応えていきたいと力強く話しました。

(赤堀 元之 監督)

「このユニフォームを着て戦えることに感謝しています。野球ができるのは、地域の野球ファン、県民などいろんな人のおかげだと思っているし、それを胸にやっていきたいと思います」

初代キャプテンに指名されたのは、チームでは数少ない静岡市出身の高橋駿選手26歳。静岡西高校を卒業し、大学卒業後には独立リーグなどで野球を続けてきました。

( 高橋 駿 キャプテン)

「めちゃくちゃ緊張してます。こんな囲まれたことないです。まず任命して頂いたことを光栄に思います。初代なので責任も感じています。1人でも多くの人にハヤテを知ってもらえるように、ファンの皆さんと静岡を盛り上げていければ。最後にここで赤堀監督を胴上げしている姿を想像して、1試合1試合がんばりたい」

選手やファンを中心に、長いシーズンを戦い抜くためのチーム作りが始まっていきます。「くふうハヤテ」は26日以降も「ちゅ~るスタジアム清水」で練習を行い、3月中旬のシーズン開幕に向けて準備を進めます。

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