無免許運転で人身事故 高村県議が辞職の意向 「免許証の失効気づかず…」 警察は「過失運転致傷などの疑いで書類送検も視野に捜査」【長野】

共産党の高村京子県議会議員が、車を運転中に歩行者をはね、歩行者は重傷を負いました。高村議員は無免許運転だったことが分かり、議員辞職する意向を表明しました。

■共産党県議団・高村京子議員
「けがを負わせて、させてしまった若い女性の方、そしてご家族にも本当に申し訳なく、心からおわびの気持ちでいっぱいであります。県議会議員にあるまじき重大なことを現実問題として起こしてしまった、この中にありまして、ここに私は長野県議会議員の職を辞させて頂きたいと思います」

■萩原早紀子アナウンサー
「こちらの信号機のない横断歩道を市内の女性が渡っていたところ、あちらから来た高村県議運転の車と衝突しました」

高村県議は24日昼前、千曲市で乗用車を運転中、21歳の女性をはねました。女性は腰の骨を折る重傷です。高村県議と同乗者にけがはありませんでした。
事故後の警察の捜査で、運転免許が去年失効していることが判明しました。
高村県議は日本共産党所属で2002年に県議に初当選し、現在7期目です。

■共産党県議団・高村京子議員
「昨年の3月26日をもって私の免許証が失効していました。そのこと気づかずに今年の更新ということを昨年からずっと自分の中で思っておりまして」

高村県議は26日、県議会議長に辞職願を提出する意向です。警察は過失運転致傷などの疑いで、書類送検することも視野に捜査を進めています。

© 長野朝日放送株式会社