河井夫妻大規模買収事件 県議“被買収”あらためて無罪主張 広島

河井夫妻の大規模買収事件めぐり、一審で有罪判決を受けた県議の控訴審初公判が行われ、あらためて無罪を主張しました。

県議会議員の渡辺典子被告(39)は4年前の参院選で河井案里元議員を当選させるための報酬として、河井元大臣から現金10万円を受け取った罪に問われています。一審では罰金10万円などの有罪判決を受けていました。

控訴審の初公判で弁護側は「渡辺被告の買収の認識を認めた一審の判決は事実誤認」などとあらためて無罪を主張しました。

検察側は「控訴の趣意に理由はなく控訴は棄却されるべき」と指摘しました。

弁護側は現金10万円を受け取った際のやりとりの内容などを明らかにするため、河井克行元大臣の証人尋問を求めましたが棄却されました。

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