食品や雑貨 販路開拓支援へ商談会 岡山、出展28事業者が売り込み

食品や雑貨のメーカーが自社商品を売り込んだ商談会

 岡山県内の食品、雑貨メーカーの販路開拓を支援する「次くるおかやま!食と雑貨の展示商談会」(県商工会連合会主催)が25日、岡山市内で開かれ、来場した県内外の百貨店やスーパーのバイヤーらに出展者が自社製品を売り込んだ。

 県内の商工会員28事業者がスイーツや飲料、革製品などを各ブースに展示。みそ・しょうゆ製造のマルイケ(倉敷市)はいずれも県産の大麦と唐辛子を使った和風コチュジャン、備前焼の工房ラ・ビゼン(赤磐市)は丸みを帯びたブタの一輪挿しなどを並べ、来場者に商品の特徴を紹介した。

 木工房もものたね(真庭市)の元井真由美さん(39)は同市産ヒノキで作った米びつなどを出展。現在は通信販売のほか、主に県北部の観光施設に出荷しており、「県南の人たちのニーズを知りたくて参加した。新たな販路を探りたい」と話した。

 商談会は、独立行政法人・中小企業基盤整備機構(東京)と連携して企画し2回目。出展者の一部は、東京で同時開催された同機構主催の展示会にも無人ブースを出し、首都圏のバイヤーらとオンラインで商談した。

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