参院選大規模買収事件 1審で有罪判決を受けた広島県議の控訴審が始まる

参院選広島選挙区を巡る買収事件の1審で有罪判決を受けた、渡辺典子県議の控訴審が始まり、高裁は弁護側が求めた河井元法相の証人尋問を退けました。

県議の渡辺典子被告は、2019年の参院選を巡り、河井元法相から買収目的で現金10万円を受け取ったとして、2023年7月、罰金10万円などの有罪判決を受けています。渡辺被告は、これを不服として控訴していました。

25日、広島高裁であった口頭弁論で弁護側は「10万円の趣旨は例年受け取っていた寄付金」などとして、無罪を主張しました。

これに対して、検察側は「控訴に理由はない」などとして控訴棄却を求めました。更に弁護側は河井元法相の証人尋問を請求しましたが、裁判所はこれを却下しました。

(2024年1月25日放送)

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