小田凱人が2年連続で決勝進出! リオパラ金メダリストとの接戦制す[全豪オープン]

小田凱人がグランドスラム3勝目に王手

1月25日、「全豪オープン」(オーストラリア・メルボルン)車いすテニス男子シングルス準決勝が行われ、第2シードの小田凱人(東海理化/世界ランク2位)が第4シードのゴードン・リード(イギリス/同5位)を7-6(4)、7-5で下し、2年連続で決勝に進出。3度目のグランドスラム制覇に王手をかけた。

昨季、全仏オープンとウィンブルドンを制すなどを制し、17歳にして世界ランク1位となり世界の頂点に立った小田。パリパラリンピックが行われる今季初戦となった「メルボルン・オープン」でタイトルを獲得し、今大会を迎えた。

初戦で三木拓也(トヨタ自動車/同10位)を下すと、2回戦では全米オープン初戦で敗れたグランドスラム単複通算22勝のレジェンド、ステファン・ウデ(フランス/同9位)を圧倒し準決勝に進んだ。

決勝の座をかけた戦いは2016年のリオパラリンピックで金メダルを獲得しているリード。試合は序盤からピンチが訪れ、流れに乗れない小田だが、強烈なサーブを生かした速い攻撃でブレークを許さない。互いにサービスキープが続いて突入したタイブレークでは、開始から4連続ポイントと優位に運んでそのまま7-6(4)でセットを奪った。

続くセットも自身のサービスゲームが長い苦しい時間があったものの、1度ずつブレークして迎えた第12ゲームでリードのサービスゲームを破って7-5と接戦をものにして、2年連続で決勝に進んだ。

決勝の舞台では、昨年大会で敗れている第1シードのアルフィー・ヒュウェット(イギリス/同1位)。昨年の全仏、ウィンブルドン決勝で破っている相手で、前哨戦の「メルボルン・オープン」でも6-2、7-6(5)で破っている。

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