永井豪記念館の原画焼けず、輪島 能登半島地震で火災被害

地震後の大規模火災で焼けた「永井豪記念館」から運び出された「グレートマジンガー」のフィギュア=25日午後、石川県輪島市

 能登半島地震で被害が出た石川県輪島市出身の漫画家永井豪さん(78)の所属プロダクションは25日、同市の「朝市通り」にあり、地震後の大規模火災で焼けた「永井豪記念館」で展示していた直筆の原稿や原画が「焼失せずに現存していると確認された」と発表した。

 地震発生当時は原稿や原画109点、フィギュアなどの立体物25点を貸し出していたが、市の調査で全て見つかったという。詳しい状態は「調査中」としている。

 永井さんは「マジンガーZ」や「デビルマン」などの代表作があり、記念館の名誉館長を務めている。永井さんと同プロダクションは「(展示棟の)耐火対策が功を奏したものと思われます」とコメントした。

永井豪さん

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