2024年の景気は「緩やかに回復」日本銀行支店長が見通し 2024年の静岡経済

静岡県内の景気、2024年はどう推移するのでしょうか。日本銀行静岡支店の支店長は、県内の景気は緩やかに回復するとの見通しを示しました。

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<日本銀行静岡支店 水野裕央支店長>
「海外経済の回復ペース鈍化の影響といった下押しの影響は受けると思うが、コロナ禍で抑制されていた需要といったものに支えられながら、緩やかな回復を続けると」

2024年最初の定例会見に臨んだ日本銀行静岡支店の水野裕央支店長は、今年の静岡県内経済は緩やかに回復するとの期待を示しました。日本経済をめぐっては年明け以降、日経平均株価がバブル期並みの高値をつけるなど好調さを保っているように見えます。水野支店長は今後の景気のカギを握るのは賃上げだと指摘します。

<日本銀行静岡支店 水野裕央支店長>
「賃上げの動きが今後も継続し、所得面から個人消費を支えていけるかが今後のポイントになるかと考えております」

ただ、賃上げできない企業は人材が確保できず、人手不足に陥るリスクもあり、特に中小企業は商品の価格を上げることができるかどうかが大きなポイントになるとみられています。

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