自然と片づく家になる◎「家族と一緒に」片づけ習慣ができた仕組み4つ

おはようございます。整理収納アドバイザーのみほです。

出しっぱなし癖のある主人と、未就学児の娘と息子の四人暮らし。以前は、わたし一人が気張ってお片づけをしていました。散らかすだけの家族とのイタチごっこで、わたし一人がお片づけに奔走する日々でした。

これが永遠に続くの?!

一念発起し、家族の性格や年齢にあった収納づくりを模索。主人は主人のモノを、子どもたちは子どもたちのモノをそれぞれお片づけできるようになりました。

今日は、散らかってもすぐに家族がお片づけできる仕組みについてご紹介します!

【ポイント1】スタメンだけに絞る

大人も子どもも、使うもの(遊ぶもの)だけを収納!

あれやこれやと買い足していくと、どんどんモノが増えて管理が行き届かなくなります。

だから、収納するものは「使うもの」だけにしてみませんか?

例えば、増えやすい服。いっぱいあっても、「着る服がない」という声をよく聞きます。ならば、着る服だけ、着たい服だけにしてみましょう!

すっきりしたクローゼットにあるのは着たい服だけ。着たい服がないと言っていたあの日々とはおさらばです!

【ポイント2】定位置管理

どこに何をお片づけするか決まっているだけで、人は行動しやすいです。

お片づける場所が決まっていないと、大人も子どももどこに片づけたらいいのか迷ってしまい、そこらへんに山積みに。結果、次使うときには迷子。挙句の果てに、ないから買い足しての、悪循環です。

わが家では、100均などの便利アイテムや余った部品にいたるまで、収納場所が決まっています。すべてのモノに収納する場所を作ってあります。

だから、子どもたちは新しいおもちゃが手に入ると、「これどこにお片づけする?」と聞いてくれます。お片づける場所が決まっているから、新しいモノの定位置を決めるという習慣がついています◎

【ポイント3】使用頻度が高いものほどアクション数は少なく

スタメンのものだけに絞って、定位置管理をしても、片づけやすくないとお片づけを習慣化するのは難しくなります。

毎日、何度も使う物が引出しを開けて、さらにフタつきのケースに入っていたら、どうでしょう?

アクション数が多すぎても、使うために出すことは苦なくできるでしょう。しかし、お片づけするときにその熱量はないので、面倒になって出しっぱなしになりがちです。

毎日使う物ほど、アクション数を減らした収納場所にしましょう!

【ポイント4】持ち物量を意識的にコントロールする

大人も子どもも日々、物欲と戦っているのではないでしょうか?

例えば、わたしは食器が好きです。あれもこれも欲しいなと思うのですが、この引き出しに収まる量だけと決めています。だから、新しいお皿が欲しいなら、どれかを手放すというルールです。「手放せる食器がないから」と、自分の物欲をコントールできます。

子どもも、おもちゃが欲しいという物欲があります。

個々の収納に収まるだけというお約束をしています。だから、新しいおもちゃが手に入ったら、古いおもちゃを手放すことを理解してくれています。

おもちゃに関しては、手放すというよりは、いったん2軍置き場や子どもの目の届かない場所に置いておいて、本当に必要がなくなったかを見定める期間を設けてから、手放しています。

まとめ

家族と一緒にお片づけ習慣を身に着けようということでお話してきましたが、大切なことがもう一つ、「家族に完璧は求めない」こと。それが家族のお片づけへのモチベーションアップにもつながります。

できないことより、できたことをほめて、家族ですっきりとしお部屋作りをしていきましょう!

私自身、整理収納アドバイザーになった今もトライ&エラーを繰り返しながら、家族が暮らしやすい収納をめざして奮闘しております。みなさんの忙しい朝の時短に少しでもつながれば幸いです。

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☆この連載は<隔週金曜日>更新です。次回もどうぞお楽しみに!

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