夫への怒りと悲しみ…今後の人生、信頼できない夫と過ごすことに思い悩む相談者に江原啓之が届けた言葉とは?

スピリチュアリストの江原啓之がパーソナリティをつとめ、番組パートナーの奥迫協子とお送りするTOKYO FMのラジオ番組「Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り」。
1月21日(日)の放送では、リスナーの皆さまからお寄せいただいた、さまざまな相談メッセージを紹介。江原がアドバイスをお届けしました。

江原啓之

<リスナーからの相談>
結婚して25年です。子育ては孤独でした。夫は仕事柄、夜遅くに帰宅するので、家事育児には協力的ではありませんでした。私は日頃、弱音は吐かないのですが、自分も正社員であるのにワンオペ育児が精神的にも肉体的にもつらく、「もう限界だ」と思ったときに、夫に「助けてほしい」と言ったことがあります。「おつかれさま」とか「よく頑張っている」「ありがとう」などの労いの言葉がほしかったのだと思います。

しかし、夫からは「被害妄想だ」「世のお母さんは当たり前にやっている」と言われ、一番助けてほしかった夫に、助けを求めても突き放される言葉を言われ、心をナイフで刺されたような怒りと悲しみを感じました。

それから20年が経ち、コロナ禍で夫も在宅ワークなどが増えたため、家事は積極的にしてくれるようになりました。もう昔のことは忘れようと思い、(当時)被害妄想と言われて、とてもつらかったという話を夫にしました。「もしかしたら、あのときの言葉を謝ってくれるかもしれない」「これまでの家事育児に労いの言葉をくれるかもしれない」と思い、あのときのことは水に流そうと思いました。

しかし、夫から返ってきた言葉は「そんな前のことまだ覚えているの?」「執念深い」でした。さらに怒りが込み上げてきましたが、期待した自分が悪いとも思いました。積極的に離婚したいわけではありません。これからの人生の大半を、信頼できない夫と過ごすことになる自分の人生に虚しさを感じます。

<江原からの回答>
江原:子育てをしているときは、みんないっぱい、いっぱいですよね。余裕を持って育児をしている方なんていらっしゃるのかな? だから、やはり相手の気持ちを分析して、慮る(おもんぱかる)気持ちが互いにあるかどうかだと思うんです。相談者さんも、「夫に労いの言葉をかけたかな?」と当時のことを思い返してみてください。

男の人って、言葉で言わないで分かってもらおうとするでしょう? 今となっては、ご主人が積極的に家事をこなしてくれるようになったわけですよね。要するにこれは、ご主人の“誠意”。「労いの言葉」の代わりなんです。

男の人と女の人は、表現の仕方が違うんです。でも、「執念深い」だなんて言われたら許せないですよね。しかし、ご主人は「今ではこうやって家事をやっているだろう?」と思っている。これは「お互い余裕のある時代になったじゃないか。過去のことは水に流そうよ」と言っているようなものですよ。

そして1つ思うのは、相談者さんは、ご主人に対してなぜ「労いの言葉が一言ほしい」と言わないのでしょうか。メッセージに書いてあることも、全部心のなかで思っているだけのことですよね。「そういう言葉をかけてほしい」と、きちんと伝えましたか? 相手を労うように、「子育てをしているときは大変だったけど、あなたも仕事が大変だったんでしょ?」と言えば、ご主人も「お互い大変だったな」と、きっと言うと思います。

相談者さんもご主人も、多分、一生懸命やってきたんですよね。頑張ったんだと思います。だからご主人に対しても、相談者さんに対しても「おつかれさま」と伝えたいです。

江原啓之、奥迫協子

●江原啓之 今夜の格言 「幸せは自分自身の責任です」

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1月21日(日)放送分より(radiko.jpのタイムフリー)聴取期限 1月29日(月)AM 4:59
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<番組概要>
番組名:Dr.Recella presents 江原啓之 おと語り
放送日時:TOKYO FM/FM 大阪 毎週日曜 22:00~22:25、エフエム山陰 毎週土曜 12:30~12:55
出演者:江原啓之、奥迫協子
番組Webサイト:http://www.tfm.co.jp/oto/

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