「準備ができている」、ポステコグルー監督がマディソンのシティ戦起用を明言

マディソンがついに復帰へ[写真:Getty Images]

トッテナムを率いるアンジェ・ポステコグルー監督が、MFジェームズ・マディソンのマンチェスター・シティ戦での復帰を明言した。イギリス『フットボール・ロンドン』が伝えている。

昨夏、レスター・シティから加入したマディソンは新生スパーズの新司令塔として開幕から圧巻のパフォーマンスを披露。しかし、昨年11月初旬に行われたチェルシー戦で足首を負傷し、約3カ月の戦線離脱を強いられた。

しかし、今週に入ってチームトレーニングに復帰を果たし、待望の戦列復帰が間近に迫っている状況だ。

26日にFAカップ4回戦のシティ戦を控えるなか、公式会見に出席したポステコグルー監督は最新のチームニュースを提供。スタメンか途中出場かは明言しなかったものの、背番号10の起用を明言した。

「前回の試合(マンチェスター・ユナイテッド戦)から全員が元気だ。デキ(クルゼフスキ)は病気から回復した。プレーヤーたちは先週4日間休みを取っており、彼らにとっては良かった。その後、マダーズ(マディソン)は我々と一緒にトレーニングをしており、1週間のトレーニングをしっかりとこなした。彼は良いところにいるよ。ベン(・デイビス)とデーン・スカーレットもグループに戻り始めたばかりだ。間違いなくまだ離脱しているのはジオ(ロ・チェルソ)、マノー(ソロモン)、アレホだけだと思う」

「マダーズは一週間トレーニングをしてきており元気だ。彼は対応可能で、スタメンの準備ができているか、準備ができていないか、誰かが対応可能な場合は、スタメンの準備ができていると思う。彼らがそうするかどうかは、明日他のみんなとどうなるか次第で、私は通常、試合当日にそれらの決定を下す。素晴らしいのは彼が今週を本当にうまく乗り切って、準備ができていることだ」

また、オーストラリア人指揮官は約2カ月前に3-3の壮絶な撃ち合いを演じた、シティとの対戦について言及。このタイミングでの昨季のFAカップ王者との対戦を意識していないものの、前回対戦同様にタフな試合を想定している。

「これはあくまでカップ戦の対戦だ。カップ戦に臨むにあたって、自分たちに何らかのアドバンテージがあると思っているのならば、それが自分と違うディビジョンのチームとの対戦であろうと、間違いなく世界最高のチームとの対戦であろうと、カップ戦の素晴らしさは番狂わせを生むことなのだから、それに対して違う態度を取るべきでない」

「だから私にとって、誰とプレーするかは重要ではない。すべての試合は、前進に役立つ結果が1つしかないこと、そしてそれが勝利であることを知っている試合だ。相手が誰であれ、それがやらなければならないことだ」

「非常に優れた相手と対戦しているという事実を尊重しており、マンチェスター・シティほどのレベルの相手と対戦した場合、望むと望まざるにかかわらず、自分のゲームを調整する必要がある。我々は、明日ストレスにさらされることもあるし、圧倒される可能性があることも理解している。だが、我々の観点から言えば、我々は構築し、進歩し、自分たちがなりたいチームになるよう努力し続けるだけだ」

「私は常に最大の試練は、最高のチームと対戦して自分たちの立ち位置を確認することだと言い続けてきた。結果というよりも、それにどう取り組むかという点でだ。ホームでもアウェイでもビッグチームを相手に、我々はこれらすべての課題に前向きに取り組んできたと思うし、それを継続していきたい」

王者シティへの敬意と共に難しい試合を想定するポステコグルー監督だが、トッテナムは対シティズンズとのホームゲームにおいて目下公式戦7連勝中と圧巻の戦績を残している。とりわけ、トッテナム・ホットスパースタジアムでは5戦全勝且つこれまで1度の失点も喫していない。

その点について質問を受けた同監督は試合結果への言及は避けたものの、少なくとも前回対戦のような撃ち合いの展開になるとの見通しを語った。

「ペップが何を考えているのかは分からない。ただ、我々のチームと彼らのチームにはかなりのチャンスがあったと言っても過言ではなく、すべての試合は少しずつ異なる。個人的には明日ゴールがなかったらびっくりするよ!」

「素晴らしい挑戦になると思うし、素晴らしい試合になるはずだ。我々含めて両チームがどのようにマッチアップするか楽しみにしている」

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