兵庫・但馬のスキー場、雪不足から一転「こんなにたくさん」 全11カ所再開、問い合わせも相次ぐ

26日オープン予定の氷ノ山国際スキー場=養父市奈良尾

 雪不足で営業を休止するなどしていた兵庫県但馬地域のスキー場は24日からの大雪で息を吹き返し、26日までに11カ所全てがオープンできる見通しとなった。

 今季一度も営業できていなかった「氷ノ山国際」(養父市奈良尾)は、26日にオープンする。雪が降り出した24日から圧雪車でゲレンデを整備し、駐車場を除雪。スタッフがリフト乗降口の雪を踏み固め、スキー板を履いたままでも歩けるようにした。オープンの問い合わせも相次いだという。

 25日朝の積雪は約70センチに達し、26日は全面滑走可能の予定。担当者は「こんなにたくさん降るなんて」と驚きつつ、「待ち望んだオープン。ぜひたくさんの人に来てほしい」と話した。

 24日時点で営業していたのは「ハチ北高原」(香美町)のみだったが、「ハチ高原」「ハイパーボウル東鉢」(いずれも養父市)、「スカイバレイ」「おじろ」(いずれも香美町)は25日に営業を再開した。

 残りの「アップかんなべ」「万場」「奥神鍋」(いずれも豊岡市)、「若杉高原おおや」(養父市)、「但馬牧場公園」(新温泉町)も26日に営業を再開する予定。(吉田みなみ、長谷部崇)

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