空港税関が麻薬の密輸に気付いたのは、その男『料理人なのに、不自然な調理具が…』

お笑いトリオ・ジャングルポケットの斉藤慎二とモデルで俳優の安斉星来、俳優の高田夏帆が1月25日放送の『THE突破ファイル 空港税関&交通事故鑑定人 悪党のウソを見破れSP』の再現VTRに出演。大量の大麻を持ち込もうとした密輸犯のウソを見破り、摘発するまでを描いた。

年間1000件以上摘発されるという密輸犯。その手口は巧妙化の一途をたどっており、密輸を防ぐ税関職員も対応に一苦労だ。

麻薬探知犬の反応アリとの通報を受けて検査場へと向かった監視官の斉藤と部下2人。現場に現れたのは料理人を名乗る日本人男性とその妻のメキシコ人女性のカップル。荷物の中にはメキシコ土産のテキーラやドクロの形をした置物、料理に使うタコスの皮にサルサソース、男性が大好きだというプロレスのマスク、そして料理人には欠かせないまな板などが入っていた。

全ての荷物を一通りチェックしてみたが薬物らしいものは見当たらない。ボディチェックも行ったものの出てくる様子もない。終始強気な態度を見せるメキシコ人の妻も徐々にいらだちを隠せなくなってくる。

摘発を諦めかけたその時、斉藤監視官がある違和感に気づく。そして手に取ったのは「まな板」。X線検査にかけたところ、巧妙にくり抜かれたまな板の中に大量の大麻樹脂がギッシリと詰められていた。その場でまな板を割って大麻樹脂を発見し、見事摘発に成功した。

斉藤がまな板を怪しいと感じたポイント、それはまな板を持った時に感じた微妙な“反り”だった。料理人が大切に使っているという道具なのに反ってしまうほど日頃の管理ができていないのはおかしいと、まな板を手に取った時の感覚が1番の決め手となったのだ。さらに、1枚板のまな板ならば真ん中にあるはずの重心がわずかにずれている感覚も大きなポイントとなっていた。

パッと見ただけでは決して気づくことのないわずかな違和感を、豊富な経験を持つ敏腕職員の研ぎ澄まされた感覚で見事に察知した突破劇となった。

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写真提供:(C)日テレ

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