小学生が栃木の郷土料理「しもつかれ」づくりに挑戦! 「子どもたちに"ふるさと"への親しみや愛情を」

 栃木県内では、2月最初の午の日の「初午」に穀物の豊作を願って県の郷土料理「しもつかれ」を作る風習があります。宇都宮市の小学校では、その初午を前に「しもつかれ」作りが行われました。

 「しもつかれ」作りに挑戦したのは、宇都宮市の横川中央小学校の6年生80人です。県の郷土料理として昔から食べられてきた「しもつかれ」を実際に作って食べることで、子どもたちに郷土に対する親しみや愛情を持ってもらおうと企画されました。

 講師は「しもつかれ」を作って約40年の川村葉子さんで、しもつかれの歴史やつくりかたを児童たちに伝授しました。

 児童たちが苦戦したのが「おにおろし」。

 同じ班の友だちと協力しながら、目のあらいおろし器で大根とニンジンをおろしていきます。そしておろした野菜をサケの頭や大豆、油揚げと一緒に1時間ほど煮込みます。

 児童たちは、給食では「しもつかれ」を食べたことがあるとのことですが、学校で自分たちで作るのは初めてです。

 1月22日は児童の体験ということで、本来使う酒粕は使わず塩と醤油で味を整えて完成させました。

 児童たちはできたての「郷土の味」をほおばっていました。

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