勝鬨鮎で「必勝」祈願 白鷹町白鷹中

3年生が勝鬨鮎を食べて受験「必勝」を祈願した=白鷹町白鷹中

 高校受験シーズンに合わせ、白鷹町白鷹中(石塚良文校長)の3年生130人が25日、勝鬨鮎(かちどきあゆ)と称したアユの塩焼きを給食で味わい、試験の「必勝」を祈願した。

 アユは魚に占うと書き、古くより戦勝の占いに用られたとの言い伝えがある。白鷹町の町の魚はアユで、同町の道の駅白鷹ヤナ公園あゆ茶屋(樋口和貴駅長)が毎年、受験生への応援の気持ちを込めて名物の塩焼きを贈っている。

 私立高校の一般入試を目前に控え、試験勉強はヤマ場を迎えている。生徒たちは豪快にかぶりつき「絶対合格するぞ」「志望校で文武両道を成し遂げる」などと決意を語った。児玉颯樹(さつき)さん(15)は2匹を平らげ「エネルギーをもらった」。

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