吉井北、吉井南小を2026年度に統合 佐世保市立学校の再編計画 市教委がスケジュール示す

 長崎県の佐世保市教委は25日、市立学校の再編計画に関し、吉井北、吉井南両小を2026年度に統合するスケジュールを示した。34年度までに優先的に取り組む7地区の16校を7校に再編する。同日の市議会文教厚生委協議会で説明した。
 市教委は少子化や施設の老朽化を理由に市立学校の再編計画を進めている。7地区では小学校同士の統合や小中の施設一体型義務教育学校を予定。年度ごとの事業費の平準化、老朽化の度合いなどを踏まえて工事着手、開校の順序を決めた。
 説明によると、西地区の金比良小、光海中は28年度、鹿町地区の鹿町、歌浦両小、鹿町中は29年度の開校とする。南・山澄地区の潮見、木風、白南風各小と、宇久地区の宇久小、宇久中、宮地区の宮小、宮中は31年度。南・崎辺地区の福石小、福石中は34年度に新しい学校としてのスタートを予定する。吉井地区の統合では吉井南小の校舎を活用。それ以外の地区は校舎の改修、建て替えが必要で開校の2、3年前から工事に入る。
 協議会で陣内康昭教育長は「各地域で挙がっていた課題については具体策を提案し、意見をいただきながら修正していきたい」と述べた。

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