岩手・北上にTDK新工場完成 4月稼働、EV部品の量産拠点へ

北上市に完成し、積層セラミックコンデンサーを量産するTDKの新工場

 電子部品大手TDK(東京)が岩手県北上市和賀町後藤に建設を進めていた新工場が完成した。電気自動車(EV)など車載向け電子部品の量産拠点として、4月に稼働する。

 竣工(しゅんこう)式は25日現地で行われ、関係者約100人が参加。斎藤昇社長は「地域発展とともに世界の産業を支える中核を目指し、全社、全従業員一丸となって精励する」とあいさつした。

 新工場は、製造子会社TDKエレクトロニクスファクトリーズ(秋田県由利本荘市)の北上工場北側に立地し、鉄骨一部4階建ての製造棟(延べ床面積3万500平方メートル)と鉄骨平屋の材料棟(床面積2500平方メートル)で構成する。

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