昨季王者レンジャーズがブルペン補強 ロバートソンと1年契約へ

昨季王者レンジャーズが課題のブルペン補強に動いた。日本時間1月26日、米スポーツ専門チャンネル「ESPN」のジェフ・パッサン記者が報じたところによると、レンジャーズはマーリンズからFAとなっていた38歳のベテラン救援右腕デービッド・ロバートソンと1年契約を結ぶことで合意に至ったという。パッサン記者は契約条件について「1100万ドルから1200万ドルの範囲」と伝えている。ロバートソンはホセ・レクラークにつなぐセットアッパーとしての起用が有力だが、場合によってはクローザーを任される可能性もありそうだ。

ロバートソンはヤンキースやホワイトソックスでセットアッパーないしクローザーとして活躍した実績のある投手であり、メジャー15シーズンで通算162ホールド、175セーブを記録。故障もあり、一時はメジャーの舞台から姿を消していたが、東京五輪のアメリカ代表としてプレーしたあと、2021年にレイズでメジャー復帰を果たし、2022年はカブスとフィリーズで合計58試合に登板して63回2/3を投げ、4勝3敗20セーブ、3ホールド、防御率2.40、81奪三振の好成績を残した。

1年1000万ドルでメッツに加入した昨季はエドウィン・ディアスにつなぐセットアッパーとしての働きを期待されていたが、ディアスの故障でクローザーを務めることになり、40試合で4勝2敗14セーブ、7ホールド、防御率2.05と好投。しかし、夏場にマーリンズへ移籍したあとは22試合で2勝4敗4セーブ、3ホールド、防御率5.06と調子を落とした。シーズントータルでは62試合に登板して65回1/3を投げ、6勝6敗18セーブ、10ホールド、防御率3.03、78奪三振を記録。10セーブ&10ホールドはキャリア初だった。

レンジャーズは決して強力とは言えなかったブルペンからアロルディス・チャップマン、クリス・ストラットン、ウィル・スミスが抜け、ブルペンの補強が急務に。ブルペンの大きな補強はカービー・イェーツに続いて2人目となった。昨季のポストシーズンの戦いを支えたレクラークとジョシュ・スボーツは今季も引き続きチームに在籍しており、そこにイェーツとロバートソンを加えた4人が勝ち試合の終盤の継投を担当することになりそうだ。

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