三菱重工 国産旅客機「スペースジェット」の組み立て用に取得の用地 “航空機の研究拠点”として活用する申請 愛知県が了承

三菱重工が国産旅客機「スペースジェット」の組み立てのために愛知県から取得した土地について、新たに航空機の研究拠点として活用する申請を、県に行っていたことが分かりました。

国産ジェット旅客機「MRJ」の開発を目指していた三菱重工は、完成後に機体の組み立てや整備を行うため、愛知県豊山町の県営名古屋空港周辺の用地を愛知県から取得していました。

MRJは「スペースジェット」と名前を変え、開発が進められましたが、旅客機の安全性を証明する型式証明の取得に苦しみ、去年、開発中止を発表していました。

愛知県になどによりますと、三菱重工は県から取得した土地のうち、組み立て工場と技術試験場について、新たに航空機の開発拠点として活用する変更申請を県に行い、去年8月に了承されたということです。

愛知県は、航空宇宙産業は大きな成長が期待されているとして、振興のための支援を積極的に実施しています。

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