ナ・リーグ王者Dバックス DH要員としてピーダーソンを獲得へ

昨季のナ・リーグ王者、ダイヤモンドバックスが指名打者要員となる強打者の獲得に成功したようだ。日本時間1月26日、MLB公式サイトでダイヤモンドバックスを担当するスティーブ・ギルバート記者が報じたところによると、ダイヤモンドバックスはジャイアンツからFAとなっていたジョク・ピーダーソンと1年契約+相互オプション1年で合意に至ったという(金額などの詳細は現時点では不明)。マイク・ヘイゼンGMはフルタイムの指名打者の獲得に前向きな姿勢を示していたため、ピーダーソンは指名打者としての起用が多くなることが予想される。

現在31歳のピーダーソンはカブスとブレーブスでプレーした2021年シーズンを除き、ナ・リーグ西地区でプレーしてきた選手である。メジャーデビューした2014年から2020年まではドジャースに在籍し、2019年に自己最多の36本塁打を記録。直近2シーズンはジャイアンツに在籍し、昨季は121試合に出場して打率.235、15本塁打、51打点、OPS.764をマークした。

ドジャース時代の2015年とジャイアンツ時代の2022年にオールスター・ゲーム選出を果たし、2020年のドジャース、2021年のブレーブスと2年連続でワールドシリーズ制覇も経験。2015年と2019年にはホームラン・ダービーにも出場している。外野の両翼も守ることができるが、ダイヤモンドバックスは外野手の層が厚いため、ピーダーソンが守備に就く機会はかなり少なくなることが予想される。また、左腕を極端に苦手としているため、対右腕用の指名打者として起用されることになるだろう。

オフに入ってエウヘニオ・スアレスとピーダーソンを補強したダイヤモンドバックスは、現有戦力のコービン・キャロル、ケテル・マルテ、クリスチャン・ウォーカー、ガブリエル・モレノ、再契約したルルデス・グリエルJr.も含め、上位から下位まで目立った穴のない強力打線が完成。投手陣にはザック・ギャレンとメリル・ケリーに次ぐ先発3番手としてエデュアルド・ロドリゲスを加えており、投打のバランスが取れたロースターが形成された。ドジャースが絶対王者として君臨するナ・リーグ西地区だが、昨季のリーグ王者であるダイヤモンドバックスがその牙城を崩したとしても決して不思議ではない。

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