被災地の給水支援へ 能登半島地震で栃木県企業局が7人派遣

職員に見送られながら被災地へ出発する給水車=25日午前、県庁北別館駐車場

 能登半島地震の被災地支援のため、県企業局は25日、石川県に派遣する職員の出発式を行った。日本水道協会関東地方支部の要請を受け、計7人が2班体制で25~31日、同県輪島市内で給水活動に当たる予定。

 同局からの派遣は2回目で、矢板市や下野市、芳賀町から業務を引き継ぐ。飲料水を補給できる金沢市企業局を拠点に、給水車と給水袋などを積んだ運搬車の計2台で活動する。

 出発式は県庁北別館駐車場で行われ、同局職員約40人が参加。北條俊明(ほうじょうとしあき)企業局長は「能登地方は大雪で交通障害が心配されるが、体には十分に注意し支援に努めてほしい」と述べた。

 班長を務める同局水道課の真秀豊(まひでゆたか)副主幹(48)は「(被災地の)水道の仮復旧は1番早くても2月末になる。安全、安心な水を安定して提供できるよう、しっかり職責を果たしたい」と話した。

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