新庄金山道路、26年度以降に開通延期 

 国土交通省山形河川国道事務所は25日、東北中央自動車道の一部となる国道13号「新庄金山道路」(延長5.8キロ)の開通時期について、当初予定の2025年度を見直すと発表した。開通時期は26年度以降にずれ込む。山間部の切り土の過程で発生する石が想定以上に多く、取り除く追加作業に時間を要するという。

 同事務所によると、区間内で90万立方メートルの大規模切り土を予定している。掘削した土砂は機械で固め、その後の盛り土に使用される。固める前に、土砂から一定の大きさの石を取り除く必要がある。

 当初は石の発生量を全体の1%と見込み、現時点で5%程度に増えている。石を除去する重機や分別機を追加投入したが、今後も同程度の発生量が想定され、25年度開通が難しいと判断した。同事務所は今後の進捗(しんちょく)状況を踏まえて工程を精査し、あらためて開通時期を公表する。

© 株式会社山形新聞社