サッカーJ2・モンテディオ山形は1次キャンプ10日目の25日、静岡県御前崎市の御前崎NEXTAFIELD(ネクスタフィールド)で午前、午後の2部練習を行った。午前はフィジカルトレーニングの後、後方からのビルドアップ(組み立て)やサイドからの攻撃の確認に取り組んだ。守備面では、ボールを奪った後の素早いカウンター攻撃への移行を意識付けた。午後は非公開で実施した。
J1鳥栖から刺激受け復帰 J1鳥栖への1年間の期限付き移籍から復帰したDF坂本稀吏也は、今季は左サイドバック(SB)として出場機会を狙う。20歳は「攻撃的なSBとして(シーズン)5得点に絡む活躍をしたい」と目標を掲げ、レギュラー争いを繰り広げている。
鳥栖では、U―21(21歳以下)の出場規定があるカップ戦だけでなくJ1のリーグ戦でも出場機会があった。「めちゃくちゃ刺激になった。思っていた以上にスピード感があり、その中で高い技術も求められた」と振り返る。後方からの組み立てなどでパス技術が通用した一方で、守備での体の強さはまだまだ劣っていると実感したという。
山形の左SBは、昨季のレギュラー小野雅史がJ1名古屋へ移籍。坂本はベテランの山田拓巳、大卒2年目の吉田泰授と競う。「(鳥栖で)自信にする部分と、成長しないといけない部分がはっきりした」。開幕戦のピッチに立つ姿を思い浮かべ、練習に励んでいる。