金物の町、兵庫県三木市にある「安隨製作所」の三代目、安隨誠さんが手打ち鍛造で作る鉄製のフライパンは、キャンパーたちに大評判！メーカーとコラボも手掛ける安隨さんが生み出す、技と熱意が詰まったフライパンとは？
古くから金物の町として栄えた兵庫県三木市は“日本最古の鍛冶職人の町”ともいわれ、今も工業製品や様々な道具が作られている。そんな三木市で創業当時から鍬などの農具を製造してきた「安隨製作所」。いま、三代目の安隨誠さんが手打ち鍛造で作る鉄製のフライパンが評判を呼んでいる。
手作業で鉄を叩いて伸ばす“手打ち鍛造”。この伝統技術を活かし、三代目の安隨さんは2018年に金属製雑貨ブランド「millio（ミリオ）」を立ち上げた。叩くことで鉄が高密度になる手打ち鍛造は、熱伝導率が高く、耐久性もバツグン。打ち叩いたときにできる槌目(つちめ)は、表面の小さな凹凸によって油なじみがよくなり、焦げつき防止にも役立つ。そんな安隨さんのフライパンをSNSで知ったベテランのキャンプ愛好家が、調理すべてを完結でき、持ち運びにも便利なフライパンをオーダー。それは「直径17センチ」「蓋がお皿になる」「湯切り口がある」「折りたためる」というものだった。試行錯誤し、注文すべてを備えた鉄のフライパンを完成させた安隨さん。これがきっかけとなり、安隨さんのフライパンはキャンパーたちの間で評判を呼び、注文してから1年待ちの人気商品になったのだ。
それから様々な進化を遂げ、プロの料理人からも支持されるようになった安隨さんのフライパン。様々なジャンルのメーカーとコラボし、商品の開発も手掛けている。そんな現場で培ったアイデアや経験、鍛冶職人としての技術を注いで新たなフライパン作りに挑む安隨さんに密着する。
◆LIFE
2024年1月27日(土) 午前11時00分～午前11時30分
ナレーション：佐々木蔵之介
※関西エリアで放送
※放送後、TVerとABEMAで見逃し配信あり
