見た目はレトロ、中身はパワフル!・XSR900【バイク買取調査隊】

XSR900の車種プロフィール

2016年4月に新発売された「ネオレトロ」スポーツモデル。ベース車両はMT-09で、エンジンは「クロスプレーンコンセプト」をもとに開発された水冷直列3気筒845ccを搭載する。基本性能はそのままに「中身は先進、見た目はレトロ」というキャラクター設定が与えられた。ABS、トラクションコントロール、アシスト&スリッパークラッチを標準装備。2018年モデルでは、平成28年排出ガス規制に適合し、型式が変更されるとともに、エンジン出力が向上(+6ps)し、燃費も向上した(インプレッション車両は2016年モデル)。

[(https://www.bikebros.co.jp/catalog/7/1_13/)

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車両の特徴

ベースモデルであるMT-09と共通のアシスト&スリッパークラッチ、3段階のトラクションコントロールが標準装備となっている。

アシスト&スリッパークラッチはシフトダウンをミスしたときなど、リヤタイヤの急激なホッピングを抑えて、車体を安定性させてくれる。
さらに副次的な効果としてクラッチレバーが非常に軽くなるというメリットがある。

Dモード(パワーモード)は3段階で、「Bモード」「STDモード」「Aモード」の順にパワーが出る設定。
デビュー当初のMT-09はイグニッションキーを切るとそれまで選択していたモードが解除されて、強制的にSTDモードからスタートするようになっていた。
しかしXSR900のDモードはイグニッションキーを切る前のモードを記憶する仕様に変更されている。

デザイン面では、MT-09がシンプルかつ現代的な外装をまとっているのに対し、XSR900はタンクやメーター、ヘッドライトなどがクラシカルな雰囲を醸し出している。

エンジン

不要なトルク変動がないスムーズかつ扱いやすいエンジンのおかげで、ゆったり流しても快適に走れる。
その一方で、スロットルを大胆に開けるとドンと加速してその後十分にトルクを伴いながら回転域まで伸びていく多彩なキャラクターを持っ。

Dモードを操作せずとも、右手の開け閉めだけで多彩なキャラクターを自由自在に使い分けることができる。
ライダーが望むとおりの走りができるという点では、ビギナーからベテランまで幅広い層が楽しめるエンジンだといえる。

足回り

前後タイヤの接地感を非常に強く感じられるため、思い切ったライディングが可能になる。
これはMT-09と共通の部分だ。

ただわずかに違う点は、前後足回りのセッティング。
とくにフロントフォークはスプリングから異なっており、MT-09がシングルレートに対し、XSR900はデュアルレートを採用している。
これにより、XSR900の方がストロークの奥の方で腰がある印象を受ける。

走り

ハンドリングは従順で、ライダーの思い切ったライティングに応えてくれる。
いたずらにクイックなハンドリングではなく、タイヤを強く地面に押し付けながらコーナリングしていく印象で、ライダーに絶大な安心感をもたらしてくれる。

フロントブレーキはスーパースポーツほどカチッとしているわけではなく、柔らかい印象。
それによって繊細なブレーキングが可能になっている。

パワーモードの変更は右グリップにあるスイッチで簡単に行える。

Aモードは圧倒的に元気がよく、スロットルに対する追従性がより素早くなって、軽くスロットルを開けただけで間髪入れずに前に出るという印象。

Bモードは穏やかな特性で、激しくアクセルを開けても怖さを感じない。
リヤサスペンションがぐっと沈んでタイヤがグリップして、それを待ってからジンワリと加速していく印象。
これなら多くのライダーが恐怖を感じることなく乗ることができるだろう。

※当記事は動画「MOTO BASIC」協力のもと、モトメガネが編集構成した記事となります。

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