高校の「ボランティア部」 被災地へ支援物資【長野・松本市】

中学生や高校生による被災地支援の輪が広がっています。松本市の高校では「ボランティア部」が能登半島地震の被災地に送るための支援物資を準備しました。

コメや…卵…化粧品など、物資を袋に詰めていきます。
松本市のエクセラン高校の福祉科と園芸農業コースの2年生と3年生です。

■エクセラン高校・福祉科2年
「被災した人は肉体的にも精神的にも大変だと思うので、少しでも生活の役に立てたらという思いと、物資を受け取って元気をもらってくれればと思う」

コメの一部は園芸農業コースの生徒が育てたものです。

■エクセラン高校・園芸農業コース3年
「(自分たちのコメを届けられて)とてもうれしいと思っています。元気を届けられたらいいと思って活動しています」

そして化粧品などの物資は、子ども食堂の運営・支援をするNPO法人「ホットライン信州」に企業などから寄付があったものです。これまでも被災地に簡易トイレや水野菜などを届けてきました。

■NPO法人ホットライン信州・青木正照さん
「ニーズも徐々に変わって来ていて、やっとお風呂にはいれるようになったり、体を拭けるようになったということで、化粧品の詰め合わせも200セットくらい作った」

物資は能登半島地震の被災地のほかあす松本市で開かれる子ども食堂に届けるということです。

■NPO法人ホットライン信州・青木正照さん
「こういう若い人たちが協力してくれて盛り上げてくれることで、被災した人たちの気持ちに寄り添って自分たちも頑張ってやれるんだという気持ちが湧き上がってもらえればと思っている」

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