東京都心に地下シェルター整備へ 駅構内、ミサイル攻撃対策

弾道ミサイルが発射されたという想定で、都営地下鉄東中野駅で行われた訓練=15日

 東京都は26日、外国からのミサイル攻撃対策として、都営地下鉄大江戸線の麻布十番駅(港区)に地下シェルターを整備する方針を明らかにした。2024年度当初予算案に調査費として2億円を計上しており、完成時期や収容人数を今後詰めるとしている。

 都によると、駅構内の防災倉庫を改修する予定。食料、水などの備蓄や、非常用電源の設置も検討する。ミサイルの爆風などから身を守る緊急一時避難施設として、地下鉄駅や頑丈な建物など計約4200カ所を指定しているが、1~2時間程度の利用を想定しており、長期に避難できる施設が必要だと判断した。

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