大阪初「ダイソー複合店」オープン、オフィス街で男性客増

100円ショップ「DAISO(ダイソー)」をはじめ、生活必要品3ブランドの複合店が1月26日、JR大阪駅から歩いてすぐの「梅田DTタワー」にオープン。オフィス街の出店とあり、店内にはスーツを着た男性客の姿なども見られた。

大阪初の「100均ダイソー」複合店が1月26日にオープン

出店するのは「大創産業」(代表:矢野靖二)の「ダイソー」「Standard Products(スタンダードプロダクツ)」「THREEPPY(スリーピー)」の3ブランド。「梅田DTタワー」の地下2階の1フロア全体を使い、3ブランド合計で約3万5000のアイテムが集結する。

入口入ってすぐは、2021年に設立された新ブランド「スタンダードプロダクツ」のエリア。岐阜県関市の包丁や新潟県燕市のカトラリーといった日本職人とのコラボアイテムなど、高品質な製品が1000円以下で手に入り、製品の色合いがグレーやネイビー、ブラウンといった落ち着いたもので統一されている。

2018年に誕生した「スリーピー」は、300円を中心としたかわいらしいアイテムが特徴。特にカラーリングやフォルムにこだわった食器類が人気だという。「ダイソー」で取り扱うのは3万アイテムと3ブランドのなかでも圧倒的な品揃えで、オフィス街の立地を考慮し文房具コーナーを広く設けている。

「スリーピー」の食器類。300円〜

■ 3ブランド買い回りを狙う「共通レジ」

関西では京都の「イオンモール洛南」に続く2つ目の複合店。今回の「梅田DTタワー」は地下道で地下鉄やJR、駅ビルなどにも繋がる「ディアモール」の円形広場からすぐの場所にあり、平日は昼夜人通りが激しいエリアだ。

同社広報課の上原良子さんは、「これまではショッピングモールなどの出店が多く、来店層もご夫婦や主婦の方が多いのですが、今回は男性客の方が多い印象です。昨日のプレオープンの際に『初めてダイソーに入った』という方もいらっしゃって、まわりの施設のお客さまも多く、店舗に入りやすい立地だと感じております」と話す。

入口すぐには、2021年に設立された新ブランド「Standard Products」(写真左)、ダイソーも隣り合わせに

つい何かを探したくなる入り組んだ什器にフロアをぐるりと買い回れる導線があり、加えて各ブランドの行き来がしやすいように、レジは3ブランド共通レジ(セルフ12台)のみとなっている。営業時間は朝10時〜夜9時。「梅田DTタワー」地下2階にて。

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