JR京葉線のダイヤ改正に沿線の自治体などが反発している問題で、千葉市議会は1月26日、ダイヤ改正を再考し利便性を確保するよう求める決議案を可決しました。
2024年3月のダイヤ改正でJR京葉線は通勤時間帯、朝の2本を除き、通勤快速を含む快速をすべて各駅停車に切り替えます。
千葉市議会は26日の臨時議会で、京葉線などの快速のダイヤ改正を再考し利便性を確保するよう求める決議案を賛成多数で可決しました。
決議文では、「今後の人口流入や都市発展を阻害する」などとして、「ダイヤ改正を再考し利便性を確保するよう強く望む」としています。
臨時議会では、国に対し、JRへの指導などの積極的な関与を求める意見書も可決されました。
議会閉会後、記者団の取材に応じた千葉市の神谷市長は、今回の決議について「東京への速達性を維持すべきという市民の声が形になったもの」と評価したうえで、次のように述べました。
千葉市 神谷俊一 市長
「会派の違いを乗り越えて異例の臨時議会での議決、敬意を表するしダイヤ復元に向け大きな力を頂いた。今後も市議会と連携し、この問題に取り組んでいきたい」