渡り鳥の北帰行 暖冬の影響で例年よりも早く既に終盤

暖冬は、渡り鳥の北帰行にも影響を与えています。宮城県では、例年2月上旬に始まる本格的なガンの北帰行が既に終盤に入っているようです。

26日の夜明けとともに、県伊豆沼・内沼環境保全財団が伊豆沼周辺のガンやハクチョウなどの渡り鳥の数を調査しました。

伊豆沼周辺には毎年10万羽を超えるガンが飛来していますが、26日の調査では5万4000羽ほどに減っていました。

ガンの北帰行は例年2月上旬に始まりますが、暖冬の影響で1月上旬から始まり既に終盤に入っているということです。

県伊豆沼・内沼環境保全財団嶋田哲郎研究室長「(こんなに早い北帰行は)初めてですね。30年ほどここで色々見てますけど、これほど早い北帰行は初めてのことです」

財団によりますと、ハクチョウの北帰行もピークを過ぎつつあり終盤に向かっているということです。

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