商用3車種の型式指定を再申請へ 認証試験不正のダイハツ

 認証試験の不正により商用車3車種で量産に必要な「型式指定」が取り消されたダイハツ工業は26日、記者説明会をオンラインで開き、再申請を目指す方針を示した。武田裕介取締役は「処分を重く受け止めている。顧客や仕入れ先に大きな迷惑をかけおわびする」と謝罪し、対応を急ぐとした。

 再申請は国土交通省の指導に従って時期ややり方を検討する。不正をした車種の安全性確認が続いており、再申請はその後になる見通しという。

 取り消し対象となった「グランマックス」など3車種の累計生産台数は2万4千台。小型トラックで小回りが利くため、住宅街で工事をする事業者らが使っている。

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