釜石の浜っ子、雪合戦全国へ 積雪少ない壁乗り越え「1勝」目指す

全国大会出場に向け練習するウル虎ジュニア釜石のメンバー

 岩手県釜石市の小学生らでつくるスポーツ雪合戦チーム「ウル虎(とら)ジュニア釜石」が2月、北海道で第35回昭和新山国際雪合戦大会のジュニア交流戦に初出場する。2020年の結成以来、県内大会での実績や競技普及への貢献度などが評価され、招かれた。雪が少ない地域というハンディを乗り越えて「全国1勝」を目指す。

 「後ろ行った」「上、上」―。月曜夜、同市の中妻体育館に元気の良いかけ声が響く。主将の黍原(きびはら)ゆらいさん(栗林小6年)は「雪玉で試合をするのはぶっつけ本番になりそうだけれど、本場の人たちと試合するのは楽しみ」と心待ちにする。

 交流戦は2月24、25の両日、北海道壮瞥(そうべつ)町を会場に、大会実行委が選んだ全国12チームで開催。本県からは過去に優勝経験のある西和賀・湯田小のチームも出場する。

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