23年外国人入国、2583万人 水際対策終了で前年の6倍

 出入国在留管理庁は26日、2023年の外国人入国者数(速報値)が2583万789人で、約419万人だった22年の約6倍に増えたと発表した。23年4月、新型コロナウイルス感染防止の水際対策が終了し、訪日観光客が増加したことなどが要因とみている。過去最多を記録した19年の8割程度にまで回復した。

 入国者数全体のうち、新規入国者を在留資格別に見ると、観光客らに付与される「短期滞在」が最も多く、約2313万人で前年の約8倍。「技能実習」が約18万人、「留学」が約13万人と続いた。専門職向けの「技術・人文知識・国際業務」、19年に始まった「特定技能」がそれぞれ4万人超だった。

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