Jリーグは26日、臨時理事会を開催。次期チェアマン候補に野々村芳和チェアマン(51)が内定したことを発表した。

次期チェアマンに内定した野々村芳和チェアマン[写真:©超ワールドサッカー]

今回の臨時理事会では、2023年1月理事会にて発足した役員指名報酬委員会からの答申に基づき、次期チェアマン候補者を含む理事、監事を内定者として2024年度定時社員総会および臨時理事会の議案に含めることを承認。また、チェアマン候補者が承認されることを条件に、2024年度定時社員総会および臨時理事会以降の特任理事、執行役員についても内定者として承認された。

野々村チェアマンは、ジェフユナイテッド市原(現:ジェフユナイテッド千葉)、コンサドーレ札幌(現:北海道コンサドーレ札幌)で選手としてプレー。その後、札幌で社長を務めると、会長にも就任。2022年3月にJリーグのチェアマンに就任した。

その他、理事の候補者としてクラブではいわきFCの大倉智氏、鹿島アントラーズの小泉文明に加え、新任として名古屋グランパスエイトの小西工己氏が内定した。

また、社外有識者としては新たな理事に秋山有子氏(株式会社サンリオ常務執行役員)、藤原弘治氏(株式会社みずほフィナンシャルグループ 特別顧問)、政井貴子氏(SBI 金融経済研究所株式会社 取締役理事長)が内定。監事には、新たに大金直樹氏(東京フットボールクラブ株式会社 取締役会長)が内定した。

さらに、2023シーズン限りで現役を引退した小野伸二氏が特任理事に内定。特任理事には、元日本代表の内田篤人氏、中村憲剛氏らも引き続き内定している。

なお、現職の馬場渉氏、平野拓也氏、森島寛晃氏、榎徹氏は、2024年3月19日(火)に開催予定の定時社員総会終結をもって退任する。

野々村チェアマンは2期目に向け意気込みを語っている。

「Jリーグやサッカーがより良くなるために改革をしてきましたが、ここからは多くの皆さんと改革を共有できている中で、しっかりと成果を得ていく大事な2年間になると思います」

「ただ、簡単に結果が出るわけでもないです。2年間良かったことは、ここだと思ったところに積極的に投資をしたこと。その感覚を持ちながら、投資するための原資をどう持つのかということが大事になってくると思います」

「2つの成長戦略をこれまで以上にしっかり進めながら、クラブ、日本のサッカーが良くなっていると実感できるような2シーズンになればと思っています」

今回の内定者は、3月19日(火)開催予定の定時社員総会および同日の臨時理事会決議をもって正式に決定する。

◆理事・監事・特任理事 一覧(敬称略)
チェアマン:野々村芳和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグチェアマン)

理事:大倉智
(株式会社いわきスポーツクラブ代表取締役社長)

理事:小泉文明
(株式会社鹿島アントラーズ・エフ・シー代表取締役社長、株式会社メルカリ取締役会長)

※理事:小西工己
(株式会社名古屋グランパスエイト代表取締役社長)

理事:杉本勇次
(ベインキャピタル・プライベート・エクイティ・ジャパンLLC日本代表)

理事:元榮太一郎
(弁護士ドットコム株式会社代表取締役社長、弁護士法人Authense法律事務所代表弁護士CEO)

※理事:秋山有子
(株式会社サンリオ常務執行役員、グローバルデジタルマーケテイング本部本部長)

※理事:藤原弘治
(株式会社みずほフィナンシャルグループ特別顧問)

※理事:政井貴子
(SBI金融経済研究所株式会社取締役理事長)

監事:鈴木秀和
(公益社団法人日本プロサッカーリーグ常勤監事)

監事:小林久美
(TokyoAthletesOffice株式会社代表取締役、株式会社スポカチ取締役、小林公認会計士事務所代表)

※監事:大金直樹
(東京フットボールクラブ株式会社取締役会長)

特任理事:内田篤人
(公益財団法人日本サッカー協会ロールモデルコーチ、シャルケ4チームアンバサダー)

特任理事:髙田春奈
(公益社団法人日本女子プロサッカーリーグチェア)

特任理事:中村憲剛
(FrontaleRelationsOrganizer)

特任理事:夫馬賢治
(株式会社ニューラル代表取締役CEO)

※特任理事:小野伸二
(OneHokkaidoNexusOrganizer)

© 株式会社シーソーゲーム