トムトム、TomTom Orbis Mapsで地図コンテンツ提供へ

TomTom(以下、トムトム)は1月23日、新しいTomTom Orbis Mapsの展開におけるマイルストーンを発表した。オープンソースとトムトム独自のデータソースの長所を組み合わせた地図コンテンツを提供するという。

TomTom Orbis Mapsは、AIと機械学習を活用し、地図編集を行うアクティブユーザーを持つOpenStreetMap (OSM)の豊富な機能を利用する。さらに、ほかの多くの公開ソースや独自データと統合し、オンデマンドサービスから自動運転まで、最先端のユースケースを支援する地図作成を可能にする。

くわえて、TomTom Orbis Mapsは、TomTom、AWS、Meta、Microsoftが共同で設立したOverture Maps Foundationが推進する標準仕様に基づいており、統一性と一貫性を備えた位置情報を提供する。ユーザーが独自のデータを地図に追加し、カスタムソリューションを構築することもサポート中だ。

ほかにも、TomTom Orbis Mapsには、よりリアルな周辺ビューを提供し、没入感に富んだ3Dナビゲーション体験を可能にする、トムトムの新しいプレミアム地図表示ソリューションも搭載している。このソリューションには、車線、建物、植生、大気効果などの地図要素が含まれており、交通情報、EV、その他の安全・快適サービスのような動的レイヤーのオーバーレイが可能だという。

■トムトム Chief Revenue Officer マイク・スクーフス(Mike Schoofs)氏のコメント

豊かで、新鮮で、汎用性に富んだ、業界で採用が進んでいる規格に基づいた地図製品を提供できることを非常に誇りに思います。私たちは新しい地図製品を展開するにあたり、スタートアップからハイテク業界や自動車業界のリーディング企業まで、あらゆる企業と緊密に協力しています。これらの企業はすべて、統合が容易で将来性のある、高品質で信頼性の高い地図を通じて、TomTom Orbis Mapsがもたらす価値を評価しています。トムトムは、共同による地図作成の力を解き放ち、他のどの地図よりも急速に成長しています

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