国の指針値の80倍の有機フッ素化合物を検出 東広島市

東広島市の瀬野川水系で健康被害が指摘されている有機フッ素化合物の濃度が国の指針を超過していた問題で、追加調査で80倍となる地点があったことが分かりました。

有機フッ素化合物のうちPFOSとPFOAは人への健康被害が指摘されていて、国は暫定指針値として1リットルあたり50ナノグラム以下であれば悪影響がないとしています。

東広島市によると去年の年末に実施した追加調査で、アメリカ軍川上弾薬庫近くの水路で国の指針の80倍となる1リットルあたり4000ナノグラムが検出されたということです。

東広島市は全国で泡消火剤が原因となる事案が多くあることからアメリカ軍へ使用履歴の確認を進めるほか、周辺の住宅を訪問し井戸水の利用を控えるよう呼びかけていくということです。

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